そして三か月後、やはりジャン・レノに
主役を託す事に決め、ベッソンは脚本を
彼に渡すが、初めて全編を読んだレノは
あまりの素晴らしさに号泣したという。
ナタリー・ポートマンは2000人余りの
オーディションの中から選ばれたとの
事だが、12歳らしからぬ大人びた演技
が作品の魅力を大きく際立たせた。
ゲイリー・オールドマンはキレた演技
をさせたら右に出る者はいないと言わ
しめる程の強烈な存在感で、汚職に
手を染めた麻薬捜査官を演じ切った。
それぞれのキャラクターが立ち、純愛
とハードなアクションが奇跡的に融合
したこの作品は大きな支持を受けて
後に「完全版」が公開されるに至った。
かなり久しぶりに全編を観たが、以前
よりも素直に観れたというか、年月を
経る事でこの作品の世界に身を
委ねる事が出来たという感覚だった。