この作品を読んでから「片隅」をもう
一度観ると大きく印象が変わりそうだが、
残念ながら地元ではもうやっていない。
十回も観たから何か分かっていた風に
なっていた自分が恥ずかしくなった。
「片隅」は希望を感じさせる終わり方
だったが、現実には被爆の後遺症に
苦しみ、命を落とした人が大勢いた。
皆実もその一人だし、もしかしたら
すみもそうなったかもしれない。
自分と同じく「片隅」を観て、原作を
読んで「夕凪」に辿り着き、ショックを
受けたと言う人が結構いるようだが、
本当にこの作品の衝撃は大きかった。
原作者のこうの氏は広島出身ながら
原爆の事に正面から向き合うのは
避けていたそうだが、あるキッカケ
から「夕凪」を描く事になった。
それが大きな反響を呼び、この後に
「片隅」が続くのだが、作風は大きく
違うが「片隅」と「夕凪」の物語は
繋がっているし、両方を読む事で
あの戦争についてより深く考える
事が出来るような気がした。