バブル・ブーム絶頂期の日本とハリウッドが
タッグを組んだ刑事アクション。監督は斬新な
映像を生み出すリドリー・スコットだが、日本
ロケでの制約の多さには手を焼いたという。
この作品は松田優作の遺作としても知られるが、
癌と知りながらも撮影に命を懸けたその気迫が
フィルムに刻み込まれている。その迫力は主演
のマイケル・ダグラスを喰うほどだった。
共演の高倉健はダグラスをサポートする刑事役
であるが、もの静かながらも熱い闘志を秘めた
佇まいが見事だった。相棒のアンディ・ガルシアは
気さくな刑事役だったが、非業の最期を遂げる。
大阪を舞台にしながら異国の街のような強烈な
ビジュアルも見所だが、ドラマに於いては日米
の刑事の友情を描いたバディものとしても楽し
める。ともかく見所の詰まった作品である。