連続する銀行強盗のグループを追う刑事と
そのグループのリーダーとの宿命の対決を
描いた作品。アル・パチーノとロバート・デ・
ニーロの共演が話題になった。
クライム・アクションながら三時間近くに
及ぶ内容だけに、ドラマも丹念に描かれて
いた。監督は「マイアミ・バイス」など、この
手のジャンルには定評のあるマイケル・マン。
アクション描写にも全く妥協がない。
その一番の見所は後半の約12分間に及ぶ銀行
前での大銃撃戦だが、警官隊に取り囲まれた
犯人グループが決死の突破を試みる。ビルの
谷間に響き渡る銃声に至るまでリアルだった。
ラストはアル・パチーノとデ・ニーロの一騎
打ちだが、互いをどこかで認め合いながらも
戦う運命にしかない二人。やがて哀しい結末
を迎えるが、そこには善悪を超えた見えない
絆があった。これぞ漢(おとこ)の世界。