登場人物で印象的だったのは、馬の二番目の引取り手
となる若き将校役のトム・ヒドルストンだが、今年の
ヒット作「アベンジャーズ」では人類を危機に陥れる
敵役を演じていた。しかし敵ながらどこか憎めない
キャラだったが、今作では理解ある軍人役を好演した。
そして一時的に馬の面倒を見る老人と孫の少女も登場
するが、少女は持病がある事が僅かに表現される。
ラストにその老人は少女の為に大金で馬を買い戻そう
とするのだが、青年の想いを知って結局は馬を譲る。
が、少女は他界していた事が暗喩され、涙を誘われた。
他には馬同士の友情を表現する描写も幾つかあったが、
原作では馬自身のモノローグが書かれていたらしい。
映像で馬に喋らせると「ベイブ」のようになってしま
うし(笑)ここは喋らせないで正解だったろう。
全体的にはリアルとファンタジーが上手く融合した
作品になっていたと思うし、戦争物と動物を扱う事の
多いスピルバーグの一つの集大成とも言えるだろう。
惜しむらくは、この作品をスクリーンで見逃した事だ。