アメリカとの決勝戦に1-2で敗れたなでしこジャパンだが見事に銀メダルを獲得した。
それにしてもサッカーとは不思議なスポーツだ。
これまで全くと言って良いほど自分達のサッカーをさせてもらえず、無類の勝負強さで勝ち上がってきたなでしこが、今大会初めてなでしこらしさを見せることが出来たのが決勝戦だった。
しかもアメリカ相手にゲームの主導権まで握っていたにも関わらず数多くのチャンスをなかなかモノに出来ず負けてしまったのだ。
一方のアメリカはカナダ戦での激闘による疲労からか、これまでなでしことの戦いで見せてきた前線からの激しいプレッシャーがあまり見られない。
攻撃は前線の選手達の個人技頼みといった展開だった。
それでも相手の隙をつき、チャンスを得点に結びつけたのは流石だった。
なでしこにとっては悔やまれる失点シーンを振り返ってみる。
1点目はゴール前でボールを受けようとしていたモーガンを岩清水がマークしていたのだが、モーガンのトラップがゴールから少し離れたからだろうかマークを外してしまった。
一瞬フリーになったモーガンが折り返しのクロスを入れ、飛び込んできたロイドに決められたのだ。
最後までしっかりマークしていればあのクロスは防げたと思うが、無理な体制からクロスを上げたモーガンが素晴らしかった。
2点目はロイドの個人技でドリブルからミドルシュートを決められた。
この時は阪口が対面しており、ドリブルのスピードが上がる前に止めるチャンスがあったのだが一歩が出ず振り切られてしまった。
残念だがあのミドルシュートを褒めるしかない。
多くの時間帯で自分達のサッカーが出来た日本と出来なかったアメリカ、しかし勝利の女神はアメリカに微笑んだ。
表彰式では晴れ晴れとした笑顔を見せてくれたなでしこの選手達だが、内心は相当に悔しい思いをしていると思う。
この悔しさを今後に繋げて欲しい。
そして今大会我々を大いに楽しませてくれたなでしこジャパンの選手達、銀メダルおめでとう。