U-23日本代表壮行試合 | interbeckerのブログ

試合開始後10分間の内容からこの試合結果を予想した人が一体どれほどいただろうか。


この日の対U-23ニュージーランド戦は、ロンドン五輪出場最終メンバー18名発表後の最初の試合であり本大会までたった3試合しか残されていない強化試合の中で国内最後の試合でもあった。


おそらく日本サッカー協会はこの試合を「壮行試合」と位置付けていた以上、きっちり勝利し気持ち良くロンドンへ旅立ってもらうことを望んでいたのだろうが、残念ながらそれは叶わなかった。


対戦相手のU-23ニュージーランド代表は、日本同様ロンドン五輪出場チームではあるのだが明らかに日本より格下のチームであった。

なぜなら彼らは日本相手に自分たちのサッカーを全くさせてもらえず、ただ守ることしか出来なかったのだから当然である。


ところが、そこまで試合内容で圧倒していた日本になかなか点が入らない。

相手の守備がどうこうより日本の攻撃陣が決定的な場面を作ることが出来なかったのが原因だ。


この試合のフォーメーションは予想通り4-2-3-1で大津がワントップに入り、2列目が永井・東・清武の布陣だった。


まず大津のワントップだが、彼の意気込みというか気合が入っていたのは分かるのだが空回りしていたという印象とゴール前での余裕の無さがとても目についてしまった。


がむしゃらに前へ前へという感じで、切り返しやフェイントなど相手の裏をかいたりタイミングを外す動きが見られなかったため、シュートはことごとくブロックされてしまった。

また、彼のがむしゃらさが他の選手に影響したのか全体的に攻め急いでしまって、結果として厚みのある攻撃に繋がらなかった気がする。


ニュージーランドにはカウンターがあるわけでもなくパスミスも多かったので日本にとっては全く脅威ではなかったはずだ。

多少のリスク覚悟でもっと人数をかけて攻撃するべきだった。

せっかくサイドで崩して突破出来ても中に人がいなければ意味がない。



攻撃陣の中で永井と清武は期待を持たせてくれる出来だったと思う。

二人に共通しているのは冷静で周りが見えていて落ち着いてプレーしていたところだ。


後半開始早々の永井の落ち着いたシュートはレベルが高く、Jリーグでの好調を維持出来ていることを証明したし、清武も数多くのチャンスを生み出していたのはさすがだと思った。

清武のプレーで物足りなかったのは自らがシュートを打つという意識が低かったところか。

肝心の決定機でのシュートチャンスは力んで枠を外してしまった。



また、この試合で一番注目していたのは守備陣だったのだが、攻め込まれる時間がほとんど無かったので評価のしようがない。


だが、あまりにもつまらないミスが多すぎる。


最後の失点は当然あってはならないミスが自陣で起きると即失点に繋がるという典型的なシーンだった。

前半にも自陣での考えられないパスミスから大ピンチを招いていたのだが、その反省が生かされなかったのが残念だ。

だが1-0で勝っていたら見過ごされていた可能性があったミスを、失点したことによってしっかり反省する機会を得たと前向きに捉えたいと思う。



最後に関塚監督の選手起用や戦術については疑問が残る。

まず最初に交代で入ったのは杉本だが、彼が入ったことによる戦術の変化は全く見られなかった。

杉本の高さを生かすボールが入る訳でもなくポストプレーをさせることもない。

現時点で分かったことは杉本が入った時の特別な戦術は無いということだ。

一体彼を選んだ理由な何なのだろうか。


また、本大会に出場する可能性が極めて低いバックアップメンバーをなぜ起用したのかも理解出来ない。

斎藤の起用法は理由を聞いても理解出来ずにいる。

彼は本大会でも10分しか与えられないのか。


テストマッチはあと2試合しかない。

どこまでコンディションを上げられるのか注目したい。