ヒカルの碁
1999年 1位
総合 13位
あらすじ
主人公・進藤ヒカルはごく普通の小学校6年生。
祖父の家の倉にあった古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、
その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊に取り憑かれる。
囲碁のルールも佐為がかつて憑いていた碁聖・本因坊秀策(虎次郎)の強さも知らないヒカルは、
「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされ、彼にせがまれるままに碁を打つことになる。
- ヒカルの碁 完全版 1 (愛蔵版コミックス)/小畑 健
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評価
・囲碁を題材にした斬新な発想やストーリー展開のレベルの高さ、中盤から終盤にかけての画力の高さ、果てにはヒカルと佐為の何気ないやりとりまで本当にすばらしい漫画だと思います。
・囲碁なんて・・・という気持ちで読み始めたのですが良い意味で裏切られましたね~。
全然囲碁のことを知らないし、読み終わった今でもイマイチルールがわからないのにどうしてここまで作品に入り込んでしまえたのか自分でも不思議です。
・サイが消えた後は私にとって長いエピローグです。そもそもなぜサイという亡霊が必要だったのか。サイとコーヨーとの一戦を見せ、ヒカルを覚醒させるためだった、そのために碁の神様が気まぐれでこの世につかわしたのなら、サイがあまりに気の毒だった。しかし作者はサイに最後に笑顔でヒカルに会えてよかったというフォローをきちんとしてけりをつけています。
・とうやの父親との一戦はいろんな意味で痺れました。多分日本最高の勝負が、ネット対局なんですから。インターネット黎明期から繋いでいた利用者の私としては感慨深いものがありました。
・ヒカル・トウヤの精神面での成長。2人ともかなり上達しますが、最強にならなかったところがいい。
・囲碁を題材にした漫画なんて・・・と思う人の気持ちを見事に裏切ってくれる漫画。キャラクターの精神面の成長があついし、囲碁にかける情熱も伝わってきます
・【良い点】なんといっても画力の高さ!
細かいところまで非常に丁寧に書いてあったり、ヒカルやアキラなどキャラクターの成長(身体的)を自然に書かれていたりと非の 打ち所がありません。
・この漫画は「囲碁漫画」ではなく「ファンタジーヒューマン漫画」という方が正しい印象を持ちました囲碁を知らなければ読めない作品ではなく、あくまで囲碁を題材にしただけ命題は「人間の成長」だと感じました
・佐為という架空のファンタジーキャラを重要なポジションに置くことによって、作画によるリアルな心理・外観描写を「現実」とするならば、「空想」色も出しており、その両者のバランスが絶妙なために全体として「穏やかで且つリアル」な世界観を表現できている点も秀逸です