本日の午前3時より行われたF1第7戦カナダGP。

 

前戦のモナコに続いて雨でのレースかと思われたのであるが、レース前に少しだけ雨が落ちたものの、レースは最後までドライコンディションで行われた。

 

優勝したのはポールポジションスタートのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)でモナコに続いて2連勝。

 

通算勝利数を45にまで伸ばし、史上2位のアラン・プロストの51勝に迫ってきている。

 

メルセデスのマシンのパフォーマンスを考えるとハミルトンが今シーズン中にプロストの記録を追い抜いて2位になる可能性は高い。

 

2位にはアップデートで速さを取り戻してきたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が入ってらキングを3位にまで上昇させている。

 

3位は今シーズン初入賞のバルテッリ・ボッタス(ウィリアムズ)。

 

今シーズンのウィリアムズは最強のメルセデス製パワーユニットを持つものの戦闘力ではフェラーリとレッドブルの後塵を拝す4番手となって苦戦しているだけに、ここでの表彰台獲得は大きなことになるだろう。

 

開幕から4連勝で今年こそ悲願のチャンピオン獲得かと思われたニコ・ロズベルグは5位に終わっている。

 

スタートでハミルトンとポジション取りで争ってコースから追い出されたというのも原因とはいえるのだろうが、私が何年も見ていて思うのはロズベルグはこのような場面で常にハミルトンに負けている。

 

ハミルトンは自分が勝利するために断固たる意思を持って車をドライブしており、チームメイトであっても一切遠慮はすることはない。

 

その性格でチームメイトとも軋轢を生んだことも確かであるが、その性格だからこそ3度の世界王者に輝いたともいえる。

 

モナコとカナダのハミルトン連勝とロズベルグの下位沈没でポイント差がわずか2戦で一気に一桁の9ポイントにまで縮まった。

 

勢いでは完全にハミルトンが取り戻しただけに、ロズベルグはこのままでは流れを奪われたまま王者を逃すこともあり得る。

 

ハミルトンにぶつかれとは言わないが、多少接触してでも自分のポジションは譲らないというレースをしなければ苦しくなるだろう。

 

F1第7戦カナダGPの結果は以下。

 

1位  ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)

2位  セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・フェラーリ)

3位  バルテッリ・ボッタス(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)

4位  マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

5位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)

6位  キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ)

7位  ダニエル・リチャルド(レッドブル・レーシング)

8位  ニコ・ヒュルケンベルグ(サハラ・フォース・インディアF1チーム)

9位  カルロス・サインツ(スクーデリア・トロ・ロッソ)

10位 セルジオ・ペレス(サハラ・フォース・インディアF1チーム)

11位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)

12位 ダニール・クビアト(スクーデリア・トロ・ロッソ)

13位 エステバン・グティエレス(ハースF1チーム)

14位 ロメイン・グロージャン(ハースF1チーム)

15位 マーカス・エリクソン(ザウバーF1チーム)

16位 ケビン・マグヌッセン(ルノースポールF1チーム)

17位 パスカル・ウェーレイン(マノーF1チーム)

18位 フェリペ・ナスール(ザウバーF1チーム)

19位 リオ・ハリアント(マノーF1チーム)

 

以下リタイア

 

フェリペ・マッサ(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)

ジョリオン・パーマー(ルノースポールF1チーム)

ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)

昨日の午後9時から翌日の午前3時ほどにわたって行われたWEC第2戦スパ・フランコルシャンン6時間レース。

 

優勝したのは8号車のアウディR18で、開幕戦ではスキッドブロックの問題で失格になったものの、昨日は他のチームのトラブルで結果的に優勝ということでシルバーストンでの不運を取り返した感じである。

 

2位にはレース途中でハイブリッドシステムにトラブルの発生したものの、しぶとく走り続けた2号車のポルシェ919ハイブリッドが入っている。

 

3位にはLMP1-Lというハイブリッドではないマシンのレべリオン・レーシングの13号車が大健闘の表彰台を獲得している。

 

レベリオン・レーシングは開幕戦のシルバーストンでもアウディの失格で3位となっており、ハイブリッドのワークスチームが上位を独占するなかでも3位を連続獲得と大健闘を見せている。

 

開幕とは異なってスパでは速さを見せていたトヨタTS050ハイブリッドはレース途中までは首位を走っており優勝するかと思われたものの、5号車、6号車ともに違うトラブルで停止。

 

5号車はレース終盤になんとか修復を行ってチェッカーを受けることに成功してランキングポイントは確保したものの、次のル・マン24時間レースに向けてトラブルの解消が大きな課題となりそうである。

 

トヨタ以外にもポルシェ、アウディともにマシンにトラブルが発生しており、今回の6時間の4倍となるル・マンでどのようにマシンを仕上げてくるかに注目が集まる。

 

特にトヨタとアウディはマシンのコンセプトを大きく見直しているだけに、昨年のマシンのブラッシュアップ型であるポルシェ以上にトラブルの発生する可能性が高いだけに、トヨタにとっては悲願のル・マンを制覇するためにも1か月ほどにわたって開発が必要になってくるだろう。

 

昨年までであれば、ル・マンにはアウディとポルシェは3台体制で臨んできたのであるが、今年はVWグループのディーゼルエンジンの補償問題から予算が多少は縮小されて、ル・マンでも2台のままなので、トヨタには大きなチャンスともいえるだろう。

 

本来であれば世界で最大のメーカーであるトヨタこそル・マンには3台や4台で臨むべきだとは思うのであるが、どうもトヨタはそのあたりの意気込みは感じられないので残念でならない。