昨日の午後9時から翌日の午前3時ほどにわたって行われたWEC第2戦スパ・フランコルシャンン6時間レース。

 

優勝したのは8号車のアウディR18で、開幕戦ではスキッドブロックの問題で失格になったものの、昨日は他のチームのトラブルで結果的に優勝ということでシルバーストンでの不運を取り返した感じである。

 

2位にはレース途中でハイブリッドシステムにトラブルの発生したものの、しぶとく走り続けた2号車のポルシェ919ハイブリッドが入っている。

 

3位にはLMP1-Lというハイブリッドではないマシンのレべリオン・レーシングの13号車が大健闘の表彰台を獲得している。

 

レベリオン・レーシングは開幕戦のシルバーストンでもアウディの失格で3位となっており、ハイブリッドのワークスチームが上位を独占するなかでも3位を連続獲得と大健闘を見せている。

 

開幕とは異なってスパでは速さを見せていたトヨタTS050ハイブリッドはレース途中までは首位を走っており優勝するかと思われたものの、5号車、6号車ともに違うトラブルで停止。

 

5号車はレース終盤になんとか修復を行ってチェッカーを受けることに成功してランキングポイントは確保したものの、次のル・マン24時間レースに向けてトラブルの解消が大きな課題となりそうである。

 

トヨタ以外にもポルシェ、アウディともにマシンにトラブルが発生しており、今回の6時間の4倍となるル・マンでどのようにマシンを仕上げてくるかに注目が集まる。

 

特にトヨタとアウディはマシンのコンセプトを大きく見直しているだけに、昨年のマシンのブラッシュアップ型であるポルシェ以上にトラブルの発生する可能性が高いだけに、トヨタにとっては悲願のル・マンを制覇するためにも1か月ほどにわたって開発が必要になってくるだろう。

 

昨年までであれば、ル・マンにはアウディとポルシェは3台体制で臨んできたのであるが、今年はVWグループのディーゼルエンジンの補償問題から予算が多少は縮小されて、ル・マンでも2台のままなので、トヨタには大きなチャンスともいえるだろう。

 

本来であれば世界で最大のメーカーであるトヨタこそル・マンには3台や4台で臨むべきだとは思うのであるが、どうもトヨタはそのあたりの意気込みは感じられないので残念でならない。