試合結果:ロマチェンコ7回終了棄権勝利
PFP最右翼の一人、ワシル・ロマチェンコ登場のWBOスーパーフェザー級王座戦。挑戦者はいつの間にやらスター選手になっていた"アックス・マン"ことニコラス・ウォータース。
持ち前のパワーとクイックスピードを活かすためカウンターを狙いながらも侵入を許し、腰砕けを作られあらゆるセットアップがキャンセルされる有様。印象打こそないものの3回には腕、身体、重心をマニピュレートされ一方的な展開に。
タメと重心を用意する間にジャブでフラッシュ、重心をリセットされショートの連打を纏められる。派手にグラつくようなパンチ、致命打こそ食っていないがズタボロに崩されている。ウォータースが1つのアクションを狙い、実行するまでにロマチェンコは5を実行。大袈裟ではなくとにかく距離と回転の差が顕著だった。
クロスレンジでもバランスを失わず間断なく仕掛け、動き、パンチも纏められるロマチェンコに対し、ウォータースは従来型の3パンチ交換型。分かりきっていた結果だが…
p.s.
最大の功績はvsダルチニアン、vsドネア。この試合に勝つ、というなら適性階級で苦戦していいような相手ではない。