試合結果:ティーラチャイ9回TO勝利
アジアナンバーワンの実力派ウェルター、ティーラチャイ・クランテンディンジムのプロ34戦目。
以前の記事でも言及したがこの選手のジャブのキレは凄まじいものがある。
以前ほど無理はないが幅広スタンス、顎を引いたセミクラウチングは相変わらず窮屈な感じ。しかし繰り出すジャブはスピーディーで予備動作、軌道に無駄がなく単発、ダブル、トリプルいずれもシャープに打ち相手をコントロール。バランスを奪ってのクロス・ファイト、スリップを誘導しての右の打ち下ろし、と圧力型ボクサーの理想の試合運びを体現。
前にも書いたがパッケージ化された各動作はクオリティが高く瞬間的なスピードも十分。ダニー・ガルシアあたりには相性で勝っちゃいそうだ。
p.s.
盤石スタイルなだけに、もう少しハイクラスな選手との試合が見たいね。