か行 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

か行

先日、一緒に仕事をしているMさんに
「競争好き?」
と聞いてみました。
彼女はクビを横に振りそうになりながら、どう答えるべきか推し量る……




やがて、彼女はしなやかな回答を見つけ出しました。
「負けるのは嫌い」
とてもいい回答だと思いました。
私も負けるのはいや。競争が好きかと自分に問うたとき、すっぱりと「好き」と答えられない躊躇が残るけど、「負けるのだけはいや」ときっぱり断言できます。



さて、話は飛んで「ローラーゲーム」です。
皆さんはご存知か? 私が小学生の頃だから、もう30年以上前ということになるでしょう。
東京12チャンネル(現テレビ東京……話は逸れるけど、当時の12チャンは今の5チャンからは想像できない胡散臭さでした。テレビの世界にそういう胡散臭さがなくなっちゃいましたね)で週末に放映していました。
結構なブームで、学校に行けば、その話題でもちきり。
ついていけない私は疎外感を感じたものです。



さて、なんで野球は好きだけど、ローラーゲームは好きになれなかったのか?
ローラーゲームってのは、楕円形のリンクを2つのチームがクルクルと回るだけのゲームでした。
たしか、それぞれのチームのリーダーを相手方が周回遅れにすると加点されるというような、そんなルールだったと思います。
要は、どっちのチームが勝ってるのかわからない。
勝ち負けがわからないゲームほどつまらないものはありません。
だから好きになれなかった。




つまり、「負ける」ことより嫌なことは「勝っているのか、負けているのか」わからないこと。
私が本を書いて、Amazonで事前予約が始まり、ランキング10000位だか3000位だか700位だかを上下しても、何の実感もありませんでした。
ところがようやく手に取って自分の位置付けを知ることが出来るようになったのです。
つまり、勝ち負けが見えるようになった。
と、俄然やる気が出てきたという訳です。
以下は、今日(3月23日)9時ころのAmazonランキングです。
私は鎌田和彦なので、「か行の著者」にカテゴライズしてもらったようです。



か行の著者のベストセラー
1位:川村元気「世界から猫が消えたなら」
2位:桐野夏生「ハピネス」
3位:越谷オサム「陽だまりの彼女」
4位:黒田夏子「abさんご」
5位:加藤シゲアキ「閃光スクランブル」
6位:木原音瀬「美しいこと」
7位:姜尚中「母-オモニ」(文庫)
8位:海堂尊「マドンナ・ヴェルデ」
9位:姜尚中「母-オモニ」(単行本)
10位:川上弘美「滑らかで熱くて甘苦しくて」
11位:小山清「落穂拾い・犬の生活」
12位:近藤史恵「エデン」
13位:喜多嶋隆「カモメ達のホテル」
14位:鎌田和彦「奥さまはCEO」



私の知っている作家12人中7人。
読んだことのある本12作品中3作品。
読んだことのある本がベストスリーでした。
このうち2作品は「よい作品」だと思っていただけに、このランキングは個人的にすごく意味があります。



さあ、まだ本屋さんには並んでないみたいだけど、この3冊を目標にがんばるぞっ!