好感
成功した男性は同性からも異性からも好感される。
一方、成功した女性は異性からも同性からも嫌われる。
フェイスブックのCOOシェリル・サンドバーグが書いたLean Inが話題になっていると聞いて(実際はツイッターでのつぶやきなどを見て)興味を持ちました。
(というか、シェリル・サンドバーグさんって初めて知りました。)
冒頭の調査はハーバードビジネススクールの学生に向けて行われたもの。
ある実在する起業家のケーススタディを学生に読ませる。
一つだけ仕掛けがあって、半分のグループにはその起業家の名前が女性(実在の人物は女性)になっていて、もう半分のグループのそれは男性になっている。
すると、それぞれのグループともその起業家は等しく有能だと答えるのだが……
男性の名前になっていると魅力的な同僚となり、女性の名前になっていると身勝手な「採用されたくもないし、一緒に働きたくもない」人物になってしまう。
海の向こうではシェリルさんによる「女性たちよ、立ち上がれ」的メッセージが物議を醸しているそうですが……
(この時点で、ハーバードでの実験がそのまま実証されているような気がします)
かくいう私自身も世間と同じようなバイアスで女性を見ていることになりそうです。
実際、パートナーがめちゃくちゃ有能で、彼女が働いていくほうが世の中のためになると思ったとしても、なかなか「オレが家のことはやるから、君はビジネスに集中しろよ」とは言えないのが本音。
女性の社会進出(一方、男性の家事進出)は他人事としては大がつく推進派ですが、自分のことで考えると受け入れられないわけです。
で、それがダメなんだとシェリルさんは言っている気がします。
(本編を読んでるわけじゃないので推測です。いくらかカジってみたところ、主に女性に向けられているようですが、まあ、あまり深く考えないでください)
さて、3月22日に発売される拙著「奥さまはCEO」で、まさに私はこのテーマを扱おうとしていたわけです。
したがって、このシェリルさんの主張は私にとって「我が意を得たり」でありまして(読んでもいないのに勝手過ぎますが、たぶん間違ってません)、冒頭、彼女の問題意識を共有したりしました。
拙著内でもご紹介しておりますが、2013年時点でフォーチュン500企業のうちわずか4.2%しか女性CEOはおりません。
(拙著内では5.6%になっておりますが細かいことは気にしないでください)
2003年時点で1.4%ですから極端に少ないことに変化は起きていないわけです。
(えっ? 意外に多い? そんなこと言ったら大変なことになりますよ……世の中には同じ数だけ男と女がいるわけですから)
一方、もっぱら家事に従事するアメリカのお父さんは3.4%だそうでして、こちらも10年前の1.6%から爆発的変化を見ているわけではないと。
(いずれもTIME誌から勝手に引用してます)
というわけで、実は拙著「奥さまはCEO」は今日的な生き方について示唆を提供していこうという壮大なチャレンジが含まれているわけです。
どうか、その辺りをご理解いただき度。
書籍「奥さまはCEO」は3月22日(金)に全国のローソンおよび一般書店で発売されます。取り扱い書店など詳しくはコチラをご覧ください。
