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新しい常識との出会い




久しぶりに更新してみます。
まるで「仮死状態」のフロクですが、死に切っていないところに味があるように思います。





自分なりには色々と経験を積んできたという自負があるものの、その経験というのは、ある限定された状況と場面で育まれたものなんだと感じる時があります。
つまり、「限られた経験」だったように感じる。




もちろん、それとは逆に、どのような局面でも通用する汎用性の高い経験の蓄積を感じる時もあります。
そういう時は、人間の生業というものは、時代や場面、状況というものに左右されず共通しているんだなぁと実感して、ちょっとホッとしたりする。
でも、それだと路線変更した(脱線かも!?)自分としては、あまり価値を感じない。
このあたりが微妙なところです。




業界によって常識が異なる理由の一つがビジネスモデルから来るのだろうと思います。
そもそも時間の感覚が違ってくる。
一つのプロジェクトを仕掛って、組成して、終わらせるまでのサイクルが3年も4年もかかるという業態の場合、1日単位で”結果”を出せと言われても到底出来るものではないという話になります。
本質的には1日で(あるいはその瞬間に)結果が出せることでも、長期プロジェクトで時間感覚を鍛えられると、何であれ時間をかける。




逆に、私が経験してきたように、とにかく早く結果が求められると、何であっても短縮的、凝縮的に結果を出していこうとします。
それによって拙速となって、痛い目にあうこともありますが、そういう環境で育つと「最速こそ最善」という考え方が染み付いてしまいます。





昨今の風潮だと何であれスピーディにやれということになるんでしょう。
もちろん、基本的に、私もそういう考え方です。
ところが、その法則が通用しない世界も厳然と存在している。
放置する、あたためる、何もしない…そういうことのほうが、正しい答えになることを感じたりする今日この頃です。