ところ変われば
海外の知人から会社に電話が入ったという知らせが2-3日遅延して届きました。
折り返し電話をしてほしいということで連絡先の電話番号が残されていたので、時差を気にしながら電話しました。
何回かコールするものの電話に出ない。
この電話は会社のものなのか、それとも自宅なのか、携帯電話なのか定かではなく…
この電話番号が会社のものなら向こうがやってそうな時間に改めたほうがいいし、自宅ならむしろ就寝前のほうがつかまりやすいはず…
などと思案していて、以前にも同じようなことがあったことを思い出しました。
(因みに、相手先はアメリカ合衆国です。)
ひとまず、グーグルでもって、その電話番号を検索。
するというと、この番号を含むウェブページが出てきます。
それで、一等上に表示されているページをクリックすると(一人のユーザーとして、やっぱり一番上をクリックするわけでSEOっていうのは大事だと思います)、やや怪しげなページが展開されます。
要は、電話番号から情報を特定するサイト。
無料でもってどこのエリアの番号か、通信会社はどこなのかを見ることができます。
(グーグルマップでもって、だいたいどこら辺なのか円で示してくれる。)
それでもって、少なくとも固定電話なのか携帯電話なのかは判断できるわけです。
これは便利。
その一方で、こんなこと成り立っていいのか(?)という疑問が浮かびます。
当然このサービス・プロバイダーは何らかを課金することで成り立っているわけで、予想通り、有料で所有者の名前、住所、世帯員数といった情報が買えるということになっています(実際に買っていないので本当かどうかは未確認)。
更に、プレミアム会員になると、所有者の全てのバックグラウンド(何を持って全てかはわかりません)情報と犯罪歴が1年間何本でも見たい放題に見られるそうです。
しかも、プレミアム会員には、たったの40ドルでなれる。
一つの電話番号を調べるのに15ドル掛かるので、プレミアム会員は相当お得です。
注意書きには、「この情報は公のものではなく、無料ではアクセスできません。この情報の購入は適法であり守秘されます。」とある。
公じゃない情報を誰にも知られずに買って違法じゃない…信用していいかどうか微妙ではあります。
しかも、5ドルほど払うと、自分の情報を売られないようにすることもできる…
凄いサービスがあったもんです。
日本でこんなことやったら(そもそもビジネスモデルを成立させる条件が整わないと思いますが)すぐに捕まってしまうでしょう。
ところ変われば、事情が異なるということですね…