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旧交温む





私は大学時代、文学部で学んだ人間です。
学んだ?
通っていたというほうが正確でしょうか。




「なぜ、文学部?」
と聞かれることがあります。
聞く気持ちもわからないでもありません。
事実、文学部で学ぶことが社会で役に立つイメージがわかない。
ましてや、私はベンチャー経営者としてやってきた人間なので、文学部というのがイメージとしてつながらないようです。





慶応の文学部というのは、慶応大学の中でも異質です。
通っている本人たちも他の学部の学生とはどこか違うと思っている…
やや明るさに欠けるし、特別負い目はないものの主流じゃないという意識がある。





今週、そんな文学部時代の友人たちと旧交を温める機会がありました。
大学1年生の時の同じクラスの友人ですから、もう四半世紀の付き合いということになるでしょうか?





ふっと「文学部に通っていた意義」について議論しました。
一人の友人が、「意味の無いことを盛んに議論していたこと」こそ価値だったと。
「現に、今我々は、”文学部に通っていた意義”などという、どうでもいいことについて議論している」





確かにそうだ。
「安倍公房の『箱男』について夜を徹して議論したことを覚えているか?」
確かに、箱の中に入ったまま生活している男の話について長時間議論したことを思い出しました。





箱男の記憶を呼び戻してくれた友人は写真を撮るのがうまかった。


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私はどうも携帯で写真をとるのがうまくない…

写真を載せるのもうまくないが…