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最近の雑感

このフロクで、シリアスな内容を展開することは方針に沿わないのですが、8月28日(すでに数日経過していますが)、インテリジェンスの臨時株主総会が行われ、インテリジェンスとUSENとの共同持株会社化を前提とした株式交換契約の実行が可決されました。
なぜ株式交換契約を進めるにいたったかということは、フロクの内容としては複雑すぎますし、その趣旨については正式な開示資料などがありますから、そちらに譲ることにします。




で、私がすこしだけ感傷的になるのは、インテリジェンスという銘柄が間もなく株式市場から消えるという点でしょうか。もちろん、USENとの株式交換とその後の共同持株会社化がありますので、その意味での上場は維持されるわけです。
が、インテリジェンス(証券コード:4757)がなくなることには一抹の寂しさがあります。
2000年4月26日に店頭公開(今で言えば、ジャスダック上場)して以来、インテリジェンスという会社を純粋に評価して投資してきていただいた多くの投資家の皆様、本当にありがとうございました。これからはUSEN株式として取引が継続できますから、なにとぞ、引き続きのご支援をお願いいたします。(インテリジェンス株式も9月22日までは取引可能です。)





インテリジェンス株式は今週から貸借銘柄からも外れ(上場廃止になるのだから当たり前ですが)、急速に出来高もなくなってきている様子は、何だか急速に人口が減少する過疎地域を見ているようです。
会社が上場して、紆余曲折ありながら、上場廃止となるまでを手がけてきたということは貴重な経験です。会社が何年も不振を続け、その上で上場廃止ということであれば、その不振が続く期間中に経営者としての責任追及があり、上場廃止までは見届けられないケースのほうが多いのではないでしょうか。
その意味では、会社が上場してから廃止になるまで、一貫して自らの意志で決定してきたことは良かったなと思います。





ここで忘れてはいけないのが、投資してきていただいた投資家の皆様だけではなくて、証券市場関係者の皆さん、IRをお手伝いいただいてきた投資銀行の皆さん、アドバイザーの皆さん、そしてインテリジェンスをカバーしてくれたアナリストの皆さんです。
特にアナリストの皆さんには、投資家の皆さんとの橋渡し役として、インテリジェンスの可能性を様々な角度からお伝えいただきましたし、経営に対しても貴重な意見を頂きました。皆さん、本当にありがとうございました。引き続き活躍されることを祈念しています。