ネーミングライツ… | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

ネーミングライツ…




先日の東京ユニオンスクエアでの会話の内容を思い出しました。
というかフロクに、先日の件を書いたら、参加者から丁寧にも当日の会話内容についての”議事録”が送られてまいりました。
有難いことです。




実に他愛もない話なのですが、何かとネーミングライツが横行する今日、「球場や劇場のような場所だけでなく、もっと広くネーミングライツを販売すればよいのに…」という話になりました。
たとえば、財政的に苦しい第3セクターが運営する交通機関。
まず、路線名のネーミングライツを販売する。




たとえば、岐阜県の長良川線とするならば、近隣(?)ということでトヨタ自動車さんあたりに命名権を買ってもらって、トヨタカローラ線とか…
更には、駅名の命名権も売っていく。
カローラ駅とか、エスティマ駅とか…
「地名と一致しないのはわかりにくい!」という反対があることは重々承知していますが、そんな財政状態じゃない場合もあるんでしょう。
ならば、まさに「名よりも実を取る」というのはいかがでしょうか。





更に財政的に破綻している市町村。
たとえば、我が故郷たる神奈川県小田原市。
※小田原市は財政的に破綻していることはないと思われますが…
※あくまで、荒唐無稽な例ですので、怒らないでください…

小田原市を例題として考えれば…
地元には富士フイルムのでかい工場があります。
ということで、富士フイルムさんにネーミングライツを買ってもらって、”富士フイルム市”というのはどうでしょうか?
それで、税金が安くなるならば、賛成する市民もいるんじゃぁないでしょうか…




「企業に市名を渡すわけにはいかない!」などという威勢のいい地元の人々が、「市名を買い戻そう!」などと運動したりしまして。
で、「小田原といえば、かまぼこ」「よしっ、かまぼこ業界団体でネーミングライツを買おう」などという話になって”小田原かまぼこ市”にするということになるかも知れない。




そうなると、5年ごとの契約更新で次々に市名が変わるなどということが起きて、「とてつもない社会コストだ!」というような批判が起こるんでしょう…
更には、左翼系団体から「何でも商売のタネにするな!」「資本主義による退廃だ」といった大反対も起こるんでしょう…
というような、話をしておりました。