時々、本を頂戴します。 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

時々、本を頂戴します。

時々、本を頂戴します。




どうでしょうか、多いときは毎日のように本を頂戴します。
驚くほど、世の人々は本を書くようで、友人・知人、そしてビジネス上お付き合いのある方々から「こんな本を書きました」みたいな形で著書を頂戴します。




わざわざ頂いた本ですから、さっと目を通させていただきますが、買ったはいいが読めずに在庫している本があるくらいの状態なので、滅多に通読することはありません。




が、先日、山崎養世さんから頂いた「米中経済同盟を知らない日本人」(徳間書店)は日経新聞に広告が載っていて「買おう」と思っていた矢先に頂戴したので、私にとってはうれしいプレゼントでした。
山崎さん、ありがとうございます。

山崎 養世
米中経済同盟を知らない日本人

山崎さんとは、氏がゴールドマンサックス投信の社長をしていらっしゃる頃に知り合いました。
金融の世界から飛び出されて以降は、「高速道路無料化」という政策を掲げられ、その政策は民主党のマニュフェストにも反映されています。



で、「米中経済同盟を知らない日本人」ですが、米中を軸としたグローバルな動きについて触れつつ、要は『ドル、英語、インターネット(モバイル)』の3点セットで世界は動いているということを仰っています。
私は人材関連サービスという、めちゃくちゃドメスティックなビジネスに関与しているわけですが、それでも山崎さんの言う『ドル、英語、インターネット(モバイル)』の3点セットによって世界は動いていると実感します。
下世話な思いつきとしては、やはり長期的にはドルは”買い”でしょう。
それから、英語も”買い”ですね。英語でしか流れていない情報は膨大です。
ところが、日本語で流れている情報もまた膨大であるために、英語でしか流れていない情報をキャッチできないという現象が日本という国には特徴的に存在するように思います。




また、本書では何かと「高速道路無料化」を軸にしながら、日本に対する課題提起と政策提言が行われています。
課題提起の中で、とりわけ、「そうだなぁ」と感じたのは東京への一極集中。
私自身、ほとんどの時間を東京で過ごしているわけですが、どうも合理的ではない、不便に感じることも数多く…
東京への一極集中という課題を克服することには大賛成なのですが、そのために自分が東京を出て行こうとは思っていないという矛盾を再実感した次第です。




それにしても、いよいよ春です。


さくら