不明確はいかん… | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

不明確はいかん…

先週金曜日、インテリジェンスの第3四半期決算の説明会を開きました。

特別珍しいことではないのですが、そこで指摘されて改めて気付いたことがあります。




あるアナリストの方からの質問に対して(詳しい内容は避けますが)、肯定だか否定だかわからない回答をした。
もちろん、明確な回答を避けることはあります。でも、今回はそうしたケースじゃない。




人間誰だって、全ての事柄に明確な方針や考えを持って生きているわけじゃないですね。私もそうです。
たとえば、安倍さんが首相になるかもしれないことに対して明確に賛成でも反対でもない。
賛成の部分と反対の部分の両方があります。
そんなシチュエーションのとき、友達同士のやり取りなら賛成でもあり、反対でもあるということを言えばよろしい。



でも、ビジネスシーンで、ビジネスに関わる問題について(つまり安倍さんが首相になるかどうかというような問題ではない場合)、右なのか左なのか、白なのか黒なのか、不明確な発言はすべきじゃない。改めて、そのことに気付かされました。



昔もよくやってしまった。
お客様に意見を求められたとき、右に行くべきだ、といいつつ、左に行くべきでもあるというような、ごまかしのアドバイスをしたことがありました。
これは、自信のなさの現われであって、発言に責任がない。
つまり、信用されないですね。



ビジネスシーンでは、やはり、明確であることが大事。
もし、明確なオピニオンが出せないとするなら、何かがおかしいはずです。
あるいは、はっきり「わからない」とした上で矛盾する両論を提起すべき。でもそういう両論提起というのは、価値は低いですね。