ある種の雑学
先日、某噺家の噺を聞くチャンスに遭遇。
「落語から学び、経営に役立てる」ことを目指す私としましては、とりわけ、マクラ部分に注目をいたします。
この非常に良質な噺家さんによれば「最近、なぜ、アリンコ(蟻)が、正確に巣に戻れるのかが解明された」という。何と(!)アリンコは「歩いた歩数で巣の場所を特定している」らしい。実験としては、巣に向って帰ろうとしているアリンコに細工する。①足を切って(ちょっと痛いけど)短足にしたアリンコ、②足にゲタを履かせて(おそらく棒状のものをくっつけて)足長にしたアリンコ、③普通の状態のアリンコ、の3種類に分けてアリンコに巣に向ってもらいます。すると、普通のアリンコはきっちり巣に到着。短足のアリンコは巣のずっと前に到着。足長のアリンコは巣の場所よりずっと先まで行ってしまうらしい。
うーん、こういうどうでもいい知識が身につくことが落語のすごさだ。
で、もうひとつ。さらに、働き蟻が本当に働くかを調べた学者さんがいるらしい。働き蟻を実験用の巣に入れて、一匹一匹がどれだけ働いているのかを完全に観察したらしい。すると(!)、20%の蟻は全く働いていないということがわかったという。つまり、20%の働き蟻は”働かない蟻”だった…そして、更に、その”働かない蟻”だけを集めて、どうなるか実験した。すると、80%の蟻は働くようになったという。
うーん、これも何だか勉強になったような、全くなっていないような…結局、経営には役に立たないかな…