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懲りずに手帳の話

手帳をひっくり返してみて、取り分け過去10年のテクノロジーの進化とそれによる自分自身の行動の変化を実感しました。


基本的な手帳の使い方はあまり1988年から今に至るまでほとんど変わっていません。
(これもどうかとは思いますが)
要は二つ。
スケジュール管理とタスク管理です。
その管理手段がちょっとづつ変わっていく様が手帳から読み取れる。






1988年~1997年5月まで、手帳の使い方の細かい変化は様々あれども大差はありません。
1997年6月に初めてPCから打ち出されたタスク管理表が挟み込まれている。
どうやら、この頃、タスク管理をPC上のツールで行っていたようです。
(恐らくOutlookの仕事管理ツール)
そのタスク管理表を打ち出して手帳に挟みこんでいたわけです。
(この手法には賛否ありましょうが、まあ、そうしていたようです)

手帳97

ところが、1998年にはタスク管理表は姿を消す。
記憶では、PDAを使い始めていました。なんとかっていうアメリカ製の当時流行った奴です。
それをOutlookと連動してタスク管理をはじめた。ところが手につかず、そのPDAを放置。
再び、手書きのタスク管理に逆戻り。
1998年、99年の手書きタスク管理を見ると「すげえ、アドミニストレーション量!」と仰天します。
細かい事務作業をセルフで相当こなしていた。当時の自分は相当軽やかな仕事捌きであったと思います。

手帳98



で、1999年7月にスケジュール管理がアシスタントの役割に変更された。
当時、アシスタントが私の手帳にスケジュールを手書きで落としていたのです!
(会社の規模が小さいときは、メンバーが勝手に私の手帳にアポイントとか打ち合わせなど予定を落とす仕組みでした。思い出すとほのぼのします。)





2000年3月に再びタスク管理が消えます。
記憶を辿ると再びPDAを持つようになった。懲りない性格です。
何とかPDAでタスク管理しようともがいたようです。
このときはソニー製クリエ。





そして、2000年8月7日には、遂に
手帳からスケジュール管理すら消滅。
スケジュール管理もタスク管理も
PDAに一本化したわけです(やめれば良いのに…)。






その後、私の手帳にとって冬の時代が到来。
手帳は単なる雑記帳に成り果てます。
2001年のダイアリーを見るとほとんど真っ白。
数えましたよ。先週土曜日に。どれくらい白いかをカウントしてみた。
2001年のダイアリーの75%は全く何も書かれていない。残り25%についてもほとんど殴り書きに近いメモだけ。
2002年になると90%が真っ白。
どうやら全く手帳を使っていなかった。




ところが、2003年5月、再び手帳が使われ始めるのでした…

手帳がPDAに勝利した瞬間だったわけです。