常識の境界線 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

常識の境界線

4月に入りました。
この駄目なブログも1年を経過したとは…


さて、先日、関西出張がありまして、
常識の境界線について考えました。




新大阪から乗り込んで、早速、パソコンに電源を入れて、
宿題になっている原稿作成を開始。
(原稿書きが苦手なくせに、すぐ引き受ける癖があります)



すると、後方で携帯電話の受信音が…
新幹線の常識として(いや、これは、単に私だけかも
知れませんが)、携帯電話に出るときはデッキに行くべきと
考えます。



実際、車内アナウンスでも「携帯電話はマナーモードにして」
とか「電話はデッキでお取りください」など、うるさく注意が
入ります。




ところが、この御仁、堂々と席でお話しをされている。
「もしかして、一般人じゃない??」と一瞬考えましたが、
話す内容などからすると、どうやら中小企業経営者のよう。

どうもご子息が某大学法学部に入学が決まったらしく、
その入学準備のために、連れ立って上京するシーンらしい。
(携帯電話の会話の内容が丸聞こえで、聞きたくなくても
聞いてしまいました。)




携帯電話の会話を聞きながら、これから大学に入学する息子と
一緒なら、まず常識を教えるべきだろう…などとえらそうなことを
考えていたわけですが…。




やがて、今度はパチッパチッという音が聞こえます。
何と!どうやら御仁、ツメを切り始めたようです。
これは難しい。



個人的には「やめてほしい」けれども、
「車掌さん!後ろの人がツメ切ってるのやめさせてください!」
と言えることなのか?
(因みに、携帯電話の件もイチイチ車掌さんには言いませんよ)



以前ですが、新幹線内でPC作業していましたら、
「お客様、キーボードを叩く音が大きいというご指摘がございます」
と注意されたことがあります。
キーボードを叩く音で注意できるなら、ツメ切りにも注意できそうな気も
しますが、これは完全に感性の問題。



常識の境界線について、考えさせられました。
因みに、ツメ切りは御仁からご子息にバトンタッチされ、
パチッパチッ音はしばらく継続したのでした。
つまり、感性も父子伝承していくものなのでしょうね。



こんなこと書くと、潔癖症と間違われそうですが、
全然そうではありませんので。