そば屋なら出来るのか?③ | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

そば屋なら出来るのか?③

またもや、そば屋議論の続きです。
この回だけ読むとわけがわからないと思いますが、
まあ続けます。


「独立はしたいが、そば屋をやりたいわけじゃない」という人。
「やりたいビジネスは見つかっていない。でも、将来独立したい。」
「そば屋なら出来そうだけど、それはやりたくない。」


なぜ、このような結論に至るのかを考えて見ましょう。



毎度、私、「そば屋をやりたいわけじゃない人」に聞くわけです。
「なぜ、そば屋じゃ駄目なんだと」



すると、一つのパターンは「そば屋なんて意味を感じません。」
という答え。
ここでは、このパターンを『理念先行型』と呼んでおきましょう。
解説は後ほどです。







また、二つ目のパターンは「そば屋なんて星の数ほどある。
いまさら、そば屋をやっても儲かるとは思えません。」
ここでは、このパターンを『ビジネスモデル信奉型』としましょう。
これも解説は後ほどです。








また、三つ目のパターンは「だって、すぐにはできません。
お金もないし、ノウハウもないし、人脈もないし…」
ここでは、このパターンを『永遠に無理型』とでも呼んでおきましょう。



『永遠に無理型』の人は、話がもう一度、同じところに戻ってきています。
独立したい→何で今やらないの?→お金が無い、ノウハウが無い→
→そば屋やれないの?→やれる、でも、そば屋はやりたくない→
→何でそば屋じゃいけないの?→お金が無い、ノウハウが無い→…



もはや、出来ない理由を求める流浪の民の状態です。
本当にやりたいことは何であるのかから考え直すべきでしょう。









さて、次に見るべきは『理念先行型』です。
彼は、「そば屋なんて意味を感じません」という。


何という不遜な発言か!と言いたくなるおそば屋さんもおいでと
思います。


叱られ



どうやら「そば屋なんて意味を感じません」という人は
「ビジネスを通じてとてつもないことを実現しなければならない」とでも
考えているようです。





勿論、ビジネスは金儲けだけが目的だとは言いません。
しかし、金儲けであることを忘れるべきではないし、志の高さも必要ですが、
それ以前に、どのようにビジネスとして成立させるかを考えるべきでしょう。






また、そもそも意味のあるビジネスといえる次元で経営できている存在が
どれほどあるというのでしょうか?
逆に、意味のないビジネスなど存在するのでしょうか?






少なくとも最初から意味のあるビジネスを展開することが出来ている存在など
そうはないはずです。
見方を変えれば、ビジネスにおける金儲け以外の意味を持たせることを
実現していくプロセスが経営かもしれません。






理念先行型で意味のあるビジネスなるものを追い求めても、
それが見つかるとは思えません。
志の高さを気取るよりも、徹底的に現実的に金儲けとして成立させることが
出来るかどうかを検討すべきではないでしょうか。







何だか偉そうな書き方になってきました。
今日はこの辺にして、続きは次回にさせてください。


つかれた またね