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平尾さんの話

Ⅰ社では四半期に1回、マネジャー向けのキックオフミーティングを
開催します。
今回Ⅰ社の第4四半期のキックオフでは、ラグビーで有名な平尾誠二さんに
おいでいただいて、講演いただきました。





スポーツ界の方を招聘して講演してもらうというのは、

なんだか古い会社っぽいかななどという変な感覚があったのですが、

実際、お話を聞いて大変勉強になりました。





様々、勉強になる事柄がありましたが、中でも、
「良いチームというのは、良いプレーヤーがたくさんいるチームなんだ」

という話。




よくチーム全体として戦略・戦術がすぐれているといった話があるけれども、
戦略・戦術というのは、今の競技の世界では1試合しか通用しない。

スポーツの世界も大変な情報戦時代に入っているので、非常に短期間に
ものすごく分析が出来てしまう。

従って、どれだけすぐれた作戦を展開しても、2回以上同じことは通用しない
そうです。



戦略・戦術はすぐに陳腐化してしまう。


今の時代は、作戦を立ててそのシナリオ通りに遂行するタイプのチームは駄目。
一人ひとりの選手が有能で、「その時、考える」ことが出来るチームでないと
良いチームといえないということでした。






コーチの仕事は、「俺の言う通りやれ」という昔かたぎなタイプでは駄目で、
「その時考えろ」そして「決めたら勇気をもってやれ」というタイプでないと
これからの時代は乗り切れないそうであります。




エクササイズ





なるほど、これは良い!
マネジメント諸兄には金言です。



平尾さんの話をビジネスに応用するとかなり「イケテル」上司になれそうです。



「これからの時代は変化が激しいんだ。」
「だから計画通りに行くとは限らない。むしろ計画通りに行くほうが奇跡的だ。」
「だから計画なんて気にするな!その時考えろ!その瞬間瞬間考えて答えを出せ!」






なかなか気風のいい”粋な”上司が出来上がります。
そして何より、アイデアがなく方針が示せないマネジメント諸兄にとっては、
かなり逆転なアプローチといえるでしょう。





方針が無い「イケテナイ」マネジメントを「イケテル」マネジメントに変身させる。
すごいアイデア!
平尾さん、ありがとうございました!