勉強になりました②
6月3日のイベントは、昼に武田先生の書のパフォーマンス。
そして、夜には、辺見えみりさん、石原良純さん、蟹瀬誠一さんにおいでいただいて、
「はたらくを楽しもう」ライブトークステージなるものを開催しました。
恐縮ながら、私、このライブトークは後半少し聞いただけでしたが、
その後、以前からちょっとした知り合いの蟹瀬誠一さんとお食事をさせていただきました。
蟹瀬さんは最近ラジオのお仕事で、大変に朝が早いらしく、
そんな中、遅くまでお付き合いいただいて、大変恐縮でありました。
さて、ジャーナリストとして一流の人である蟹瀬さんから、
大変に勉強になることを数多くお聞かせいただきました。
実に広範に様々な知識をお持ちの方。
改めて感心いたしました。
蟹瀬さんのお話から、ラジオとブログは通じるものがあるなと…
蟹瀬さんによれば、ラジオの仕事というのは、
実に気が抜けないそうです。
メディアとしてのテレビは、「1対多」のメッセージになるから、
視聴者一人ひとりに語りかけるというよりも、オーディエンスとしての
集団に対して言い放つ感じがある。
それに比較して、ラジオというのは、「1対1」のメッセージになる。
聴取者一人ひとりに語りかける感じである。
だから、ラジオでの発言というのは気が抜けない。
逆に、テレビでの発言というのは映像も伴うので、「後に残らない」。
実に「なるほど」であります。
因みに、テレビでのテレフォンショッピングとラジオのそれでは、
返品率がぜんぜん違うそうです。
ラジオのほうがだいぶ返品率が低い。
つまり、ラジオの聴取者はしっかりと判断して行動している。
耳からだけ入ってくる情報で行動するのですから、慎重さが伴うのは、
当然かもしれません。
一方、テレビの視聴者の行動は非常に衝動的なのでしょう。
視覚情報が伴うことで、直情的な行動に出やすいということかもしれません。
つまり、耳からだけ入ってくる情報だからこそ、よく聞こうとする。
これだけ様々なメディアが存在する昨今、ラジオというメディアにも存在を
継続する意味があるのだと感じました。
そして、「1対1」のメディアというラジオの特性。
どうでしょうか。ブログとも通じる部分があるように思いませんか?
まあ、そんな雑感でした。