神経の無い人、神経の太い人(5) 総括① | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

神経の無い人、神経の太い人(5) 総括①

あ~、ナシオとフトシをやらなくちゃ。
(つまり、ナシオとフトシの続きを書かないと)


不思議なもので、「やらなくてもいい」と思っているときは、
大変に仕事が進むのですが…
「やらなきゃいけない」となった瞬間、仕事が滞る…
摩訶不思議な現象であります。



どうでしょうか?
ブログの皆さんもそんなことないですか?



そうです。これを逆手にとって、徹底していい加減に、テキトーに
をモットーに仕事に臨めば、あなたはすっかりフトシ君になれる。



そんなことで、今日こそ、
ナシオさんとフトシさんに別れを告げましょう。




転職して環境が変わり、挫折したナシオさんとフトシさん。
この二人に共通する問題は何でしょうか?




①これまでの成功体験に頼っている

②自分を変える努力をしていない



という2点が問題といえるでしょう。




ナシオさんもフトシさんも前の会社では、自ら持って生まれた
才能をフルに生かすことができました。



しかし、転身後も同じようにやっていけるとは限りません。
今までと違う環境に接した時、二つの反応があるでしょう。


一つは、環境が悪いという反応。
もう一つは、自分が間違っているという反応。






ナシオさんもフトシさんもハイパフォーマーでしたから、
なかなか「自分が間違っている」とは思えません。





しかしながら、ナシオさんもフトシさんももう一歩成長していく
ことを考えれば…

”郷に入れば郷に従え”ということを覚えなければならない
でしょう。





これまでの成功体験を捨てて、一から出直すくらいのマインドが
必要です。
別の言い方をすれば、そのくらいの覚悟がなく、転職してしまった
ことに問題があるともいえます。









さて、一方、こういう見方もありますね。




つまり、ナシオさんがナシオさんの特性を失ってしまったなら、
もはやハイパフォーマーでも何でもなく、単なる凡人になって
しまうのではないか?

号泣








ということですね。






確かに、ナシオさんがナシオさんの特性を失えば、
かなりの確率で、単なる凡人になってしまいます。




つまり、ナシオさんがハイパフォーマーであり続けたいなら、
やはり環境を選ぶことが重要なのです。




ナシオさんの特性として言えることは、
【自己認知】に欠けるということ。

【自己認知】とは、簡単に言えば、「自分の強みや弱みという
ものをよく理解している」かどうかということ。


世の中のナシオさんは自分がナシオさんであることを認識して
いないケースが圧倒的に多いのです。




それから、ナシオさんは【対人理解】も弱い。

【対人理解】とは、「相手の状況や心理というものを読み取る力」を
持っているかどうかということ。


【対人理解】が弱いからこそ、ナシオさんはどんなに特色のない、
あまり役に立たないような商品でも、買い手側の「買いたくない」
という心理を読み取らないので、一直線に営業できたりするのです。


よく『相手は自分の鏡』と言う表現がありますね。
【対人理解】の強い人にとっては、『相手は自分の鏡』と言う表現が
実に良く当てはまります。




【対人理解】の薄いナシオさんにとっては、相手が自分をどう受け
止めているかといった感受性に乏しく、従って、自分自身を
客観視する能力も低いといえます。



つまり、ナシオさんがナシオさんたるためには、自分を理解しすぎたり、
他人を理解しすぎたりしてはいけない。



ナシオさんには、周りを黙らせるだけの非常に強い達成意欲が
あります。
目的(ゴール)が明瞭であれば、それを達成するための強い貫徹力
を備えています。



ナシオさんには、「俺は俺」という強烈な開き直りが必要とも言えます。

その開き直りを認めてくれる無機的な組織を選ぶことが重要でしょう。



無機的な組織を見分けるだけの【対人理解】があればですが…




結局、ナシオさんの話だけになってしまいました。
フトシさんの話はまたいずれ…