上司はあなたを何て呼びますか?(1) | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

上司はあなたを何て呼びますか?(1)

ブログの皆さんからの本フロクに対する期待の方向性が見える思いです。



見てくださいよ。




前回のフロクに対する反応…
極めて限定的ですよね。


ブログの皆さんはゲンキンでいらっしゃる。
力を抜いて、”日記”みたいな感じで書いても、本フロクの”らしさ”が
損なわれて、皆さんからの反応が鈍るようですな。







そんなことで、また、いつまで続くかわからない新シリーズ展開です。

あなたの上司は部下をどういう風に呼びますか?




この素朴な問い。

意外とその会社の風土や考え方、
そして、その上司のビジネスパースンとしての素養というものを
あらわします。


さて、まず問題です。
ブログの皆さんの上司は皆さんをどういう風に呼びますか?



①男性社員も女性社員も呼び捨て



②男性社員は呼び捨て、女性社員は「○○さん」


③男性社員は呼び捨て、女性社員の一部をファーストネーム呼び捨て
(※全ての女性社員のファーストネームを呼び捨てするわけではない)


④男性社員も女性社員も「○○さん」


⑤男性社員も女性社員もファーストネーム呼び捨て




多少乱暴ですが、①-⑤それぞれ、どんな組織なのか
類型化してみましょう。




①気合と根性を大事にする中堅企業
(大企業になっても、これを続けている筋金入りの会社があります)


②古き良き日本企業


③古い時代の新しい会社


④いまどきの会社


⑤日本語で仕事をしていない会社




さて、①②についてはあまり解説の余地もないので、


本日は、

(③)『女性をファーストネームで呼び捨てする上司』


についてみてまいりましょう。





「カオリ」「ナオミ」など、なぜか女性、取り分け事務仕事を担当する
女性に対してファーストネームを呼び捨てする上司がいます。
もちろん、そうしたことを許容する組織的文化があるからこそ、
そうした上司が現れるわけです。



皆さんの中には…
「そんなの当たり前でしょ」「普通でしょ」
と思われる方もおいででしょう。



女性のファーストネームを呼び捨てする上司を普通と思うあなた。


あなたの会社は”古い時代の新しい会社”かもしれません。


年代で言いますと、1980年代くらいまでの”新しい会社”。
つまり、現在から見るとちょっと古い会社と言えるでしょう。




勿論、小規模な家族経営の延長上で、ファーストネームを呼び合う。
そんな文化の会社もあるかもしれません。



でも、いまどき、女性をファーストネームで呼び捨てするというのは、
セクハラで訴えられても文句言えませんね。



”古い時代の新しい会社”は15年位前まで先端的な会社でした。
女性をファーストネームで呼び捨てする文化もそうした先端性から
発したのでしょう。


しかしながら、時代はすっかり変わりました。

前述したように、女性に対して「カオリ!」などと呼び捨てすれば、
女性に対する蔑視と受け取られても仕方ありません。




この意味で、”ファーストネーム呼び捨て上司”の存在は、
天然記念物的な価値があるといえるでしょう。



また、”ファーストネーム呼び捨て上司”を許容する組織は
貴重な天然記念物を保護し続ける天然記念物保護区のような
価値があります。




>>>ちょいと横道にそれますが…

>>>ファーストネームで呼ばれやすい人がいますね。
>>>・人なつっこいタイプ
>>>・ファーストネームが”ダイスケ”
>>>(※要は、呼ばれやすい名前の人)
>>>・ラストネームが鈴木さん、田中さん
>>>(※要は、同姓が多い人)




まあ、確かに部下の名前を呼び捨てしただけで、
セクハラというのも大変なことです。
ここがアメリカなら問題なかったんでしょうけど…



改めてマネジメント諸兄のご苦労がしのばれます。
頑張れ!呼び捨て上司!
とエールを送りまして、また次回とさせてもらいます。


エクササイズ


次回があるとしたら、なぜ○○さんと呼ぶ上司が”いまどき”なのか、
解説いたします。