会社の類型化(有機的組織と無機的組織) | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

会社の類型化(有機的組織と無機的組織)


今日はまじめです。
長いこと、人事組織系のサービス提供の仕事をしてきまして、思うことなんですが…
企業というのは本当に千差万別。
色々な会社がありますね。


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会社が持つそれぞれの個性

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固有の文化・風土・考え方…
「何をやっているか」という点での違いよりも
「どう考えているのか」「どういうスタンスなのか」といった
考え方の違いのほうが”くっきり”としていますね。
言い古された例でしょうが、自動車会社のT社さんとH社さん。
両企業さんとも日本を代表する企業であることに異論のある人はいません。
両企業とも多少のドメインの違いがあろうともやはり自動車会社であるという点では変わらない。
でも、明らかに両企業は違うタイプです。
これはブログ諸君も賛成してくれると思いますが、会社には固有の人間性があり、個性があります。


こうした企業の個性を類型化することはできないか?
などという難問を自らに与えたことがありました。
やりたかったことは、この会社は○○系、あちらの会社は××系といった具合。
それぞれの個性を類型化して共通言語にすれば、個人(とりわけ求職者の方々)にとって、
最適に自分向き会社を発見できる。
まあ、そんな思いが発端です。


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有機的組織と無機的組織

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しかし、これは難しい。
考察の結果を言うと、中途半端なものはできるのですが、完成度が低くなってしまう。
そんなことで、考察はまとまっていないのですが…
これは直感的なものなんですが、会社には
「有機的な組織」「無機的な組織」があるな、と思います。

勿論、これはどちらが良いとか、悪いとかいうことではありません。


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合理的な無機的組織

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私が無機的と思う会社の現象面を思いつくままに並べると…
・必要最低限のミーティングしかない
・様々数値指標があり、何でもそれで語られる
・役割責任が明確(逆に組織間の連携は不得意)
・結果追求的で実力重視


無機的組織はとても合理的で、仕事以外のことで煩わしい人間関係を作る必要はないですし、
お互いにあまりプライベートを探ったりはしません。
一般的に外資系企業に抱くイメージを想像いただければいいかもしれない。
(ただし、実際には外資系だから取り分け合理的だったりはしませんが)
仕事をするためのプロの集団というイメージで、仕事に思いっきり集中し、
実績を出したらわかりやすく給与が上がります。
その一方で、ややもすると会社の中に殺伐とした空気が流れていたり、
会社の同僚が仲間というよりライバルという認識のほうが強かったりします。


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和を重視する有機的組織

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一方、有機的な組織は…
・全員参加の朝礼が定期的にある
・数値だけでメカニカルに判断せず、情緒面を配慮することが多い
・役割責任がわかりにくい(その代わり、組織連携はスムーズ)
・結果だけ出ていれば良いわけではない


有機的組織では、組織全体としての「和」を重視する姿勢があります。
一般的に古き良き日本企業のイメージでしょうか。
(”古き良き”などと言っていますが、現在でもこうした会社は数多く存在します。)
組織内での連帯感を強め、お互い協力し合いながら、組織の目標を達成しようという姿勢。
ややもすると、結果は出しているのに組織全体への協力がないとか、周囲とのコミュニケーションが良くないといった
組織内でのバランス感覚の欠如を指摘されたりして、明確に評価されないということがあります。


繰り返しますが、無機的組織か有機的組織かというのは、どちらが良いとか悪いということはありません。
これは、その組織の理念や哲学によって育まれるもの。
そう簡単に変化したりはしませんし、それぞれのやり方を常識と考えているものです。


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会社の体質は表面的にはわかりにくい

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困りものなのは、表面的には有機的組織に見えるのに、実は無機的だったり、
逆に無機的に見えて有機的だったりすることです。
悲劇はこうした誤解から始まります。
無機的組織で育ち、それが心地よい人が、あろうことか有機的組織に入ったりしたら大変です。
こういう場合、やけに人間関係がベタベタしていると感じたり、
何かと合理性にかけていて情緒的な判断が多いと感じたり…
相当違和感があるはずです。
(まあ、転職するということは、これまでの常識が通用しなくなることであるわけですが…)

こういう悲劇を生まないために、人材紹介会社というものがあるんですね。
今日は宣伝ということで…

ちなみに、インテリジェンスの転職支援サイトがリニューアルしています。
(4月11日から新しくなったのですが)
転職に興味のない人もよろしければご覧あれ。
http://tenshoku.inte.co.jp/


次回は有機的組織で育まれる人材と無機的組織で育まれる人材の違いについて書いてみようかと…