痛快!マネジメント③(極端戦略)
ちょっとご無沙汰してしまいました。
なかなか継続するのは大変です。
さて、先日アベレージ戦略なるものを提案しましたが…
なんでも平均を選択するというのは、一貫性を持ち徹底するという点において採用の余地があると考えます。
経営においては何事も徹底が重要。
そこで、何に徹底したら良いか迷っているマネジメント諸兄に朗報です。
私に新たな秘策がございます。
何でも「極端に」やればよいのです。
私も色々な企業様を見させていただいてまいりましたが、
世の中、極端な行動によって成功している会社はたくさん存在します。
たとえば、極端に丁寧。
これはいい。お勧めです。
とりわけサービス業では際立った差別化となることは間違いありません。
(珍しく、本当の話)
しかし、中途半端な丁寧さ、腰の低さではいけません。
いつだったか、テレビを見ていましたら、韓国で流行っている美容室の話が取り上げられていました。
その美容室、お客様を土下座でお迎えします。
(さすが儒教社会!おそらく中途半端な丁寧さでは差別化にならないのでしょう。)
さらに、お客様を席まで誘導する姿がすごい。
体をほぼ”く”の字に曲げるような、到底歩ける状態ではない姿勢でお客様を誘導します。
「お客様の前を歩くなどあり得ないのですが、どうにもならない状態ですので、
どうかお許しくださいませ」という感じでご案内です。
これは参考になります。
逆に、極端に横柄というのも「あり」ですね。
(このブログでは、本当にビジネスに役立つかどうかは判断軸になっていません。)
飲食店が味に自信がある場合など、稀に通用するようです。
横柄であっても、顧客から「そういうものなのだ」と認めてもらえさえすれば、
かなり明確な差別化になります。
極端戦略を選択する場合には、ちょっとした失敗にめげてはいけません。
極端に横柄であることを選択したら、ちょっとやそっとのことで宗旨がえせず、
徹底して横柄を貫きましょう。
「俺様が客を選ぶのだ」といった自分中心の判断を展開すればよいのですから、
そんなに難しくはありません。
どなたにとっても、手に付けやすい戦略といえるでしょう。
応用形として、「男性しかいない」「関西人しかいない」など組織的特色を極端に打ち出す手があります。
(「男性しか採用しない」というのは雇用機会均等法的にまずいかもしれませんが、
このブログで法律の議論をするつもりはありません。)
これまで、女性が中心的な戦力であることを売りにしてきた会社は数多くありますが、
逆に最近、男性しかいないことを売りにした会社など聞いたことがありません。
これはいい。差別化になります。
出来る限りマッチョなタイプを集めたりすると、より差別化になること間違いなしです。
話の脇道>最近、東京の鉄道でも「女性専用車両」なるものがあるそうですが、
話の脇道>「男性専用車両」がないというのもアンフェアーな気がします。
話の脇道>「女性専用車両」の設置理由が痴漢防止にあるということですが、
話の脇道>痴漢冤罪を免れるためにも「男性専用車両」も設置すべきではないでしょうか。
本日は脇道のまま失礼いたします。