先日、他者の経営幹部と会う機会がありました。
この方は常日頃から私の事業を応援してくださる方です。
私はこの日を楽しみにしていました。
なぜなら、このところ心を囚われている理念について意見交換ができると思っていたからです。
ところが……
私がその方の会社の理念について質問を始めると、「そんなつまんない話止めませんか」と言われてしまいました(笑)
『ビショナリーカンパニー』 では、理念について以下のように述べられています。
「基本理念を明確にし、組織に浸透させ、基本理念を日々実践することにある」
誰が「理念なんて……」などと言おうとも、私はこれを重視していきたいと考えています。
その思いは、『西郷南洲遺訓』の以下の一節に集約されます。
「凡そ事を作すには、須らく天に事うるの心有るを要すべし。
人に示すの念有るを要せず」
人を相手にしていると、その基軸が「人の心」という移ろいやすいものであるがゆえに、経営判断が得てして不安定なものになりがちです。
それに比べ、原理原則というブレないものを基軸にして判断していけば、迷いや戸惑いを最小限に止められ、その結果安定した経営判断がしやすくなります。
価値ある事業を創造するためにはどちらを採るべきか。
今更言うまでもないことです。