こんばんは。
悲しみを乗り越え、生きてて良かったと思える日をお届けします大友智子です。
私は料理が得意じゃない、母親なのに。
私は計算が得意じゃない、経営者なのに。
そんな負の感情を絶えずどこかに抱えて生きてきた。
そこから派生して
だから母や夫は命を絶ってしまったんだという思いに結びつけていた。
全く関係のない点を強力に結びつけ、消しても消しても消えないような太い線にして生きてきた。
見えないウイルスの影響から強制的に始まったステイホーム。
冷蔵庫に入っているものから何とかひねり出して食事を作る。
時々「ウォ!これ美味い!」と息子が喜ぶ。
「あぁ、私も料理できるんだ」
心から喜びが溢れた。
離れて暮らす息子たちにおかずを宅急便で送った。
帰ってきて領収書とお釣りを照らし合わせたら300円以上少ないお釣りだった。
電卓で計算していたし、今更少ないと言ってもどうしようもない。
「宅配業者さんは忙しいと聞いている。少なかったお釣りは業者さんへのチップだ」
心が軽くなった。
小さなことでも心を満たしていくことで、小さな変化が。
「家族の自死、それも二度に渡る家族の自死を抱えながらここまで生きてきた。それだけで十分だよ!」
自分で自分を受け入れられた。
点と点の間に引かれていた太い線も、スーッと薄くなっていった。
またいつ・どんな拍子に点と点の間に線を引いてしまうか分からない。
その時はまた些細なことで自分の心を満たそう。
本当にちっちゃなことでいいのだから。
本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
ゆっくりおやすみください。