小林秀雄の講演会を録音したCDってモノがこの世にはあって、浪人時代によく聞いていたんだけど久しぶりにそのCDを聞いてみた。そのCDの中で、少し甲高い声で彼は言う。「悲しみを数量化することはできないだろ?」と。
現実を数量化し、それを数学を用いて分析していくのが経験科学である。しかしその一方で、現実の全ての物事が数量化できるわけじゃない。悲しみをはじめ人間の主観は数量化出来ないわけだ。それ故に、科学はそれ自身方法論的な限界を内包しているというのが小林秀雄の主張である。そして、その数量化出来ないものをいかに論理的に分析していくか、それこそが現代科学の課題であると示唆して講演は終わる。この延長線上に茂木健一郎が提唱する「クオリア」があると思えば科学の発展の系譜が漠然とわかるように思う。
さて、僕は経済学部の学生だ。だから経済学についても考えよう。
経済学では「効用(Utility)」という概念がある。これは平たく言うと、「満足度」みたいなものだ。そしてその効用は関数で表される。一般的に効用は消費の関数で表される。つまり、消費量によって人間の効用、つまり満足度が決まるでしょということだ。満足度は主観だから、厳密な意味では数量化出来ない。でも経済学はモデル分析だから現実を単純化して分析する。だから効用は消費の関数でいいのだ。
では厳密に考えるとどうだろう?僕達の効用はどのように決まるだろう?それはつまり、僕達にとっての幸せってなんだろうってことと同じ問いになる。
じゃあ僕達の幸せって?
僕は神様じゃないから一般に通用しうる幸せではなく自分の幸せについて考えたいと思う。
もちろん「消費」は大きく僕の幸せに影響を及ぼすだろう。うまい飯は食いたいし、好きな服も買いたい、住みたい家にも住みたい。じゃあそれが最も大事なことか?
「友人」「女」「家族」どれも自分にとってはすごく大事で自分の効用に影響を及ぼすだろう。
でも、もう一つ自分にとって大切だと思うことがある。これ結構クサイですよ。
「何か少し大きめの目標を掲げ、その目標に向かってガムシャラに努力し、その目標を達成すること。(そして、その目標はある程度の期間を経ないと達成できないことであること。)」です。
何を幸せとするかによって生き方はだいぶ変わってくると思う。各項目にウエイトを与え加重平均することによって自分の幸せが決まるとすれば、僕は効用最大化するように生きていくだろう。
だから自分の幸せについてじっくり考えたりするのも大切だよなぁと徒然なるままに考えていたのでした。そしてそれに答えなんてないのだ。
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現実を数量化し、それを数学を用いて分析していくのが経験科学である。しかしその一方で、現実の全ての物事が数量化できるわけじゃない。悲しみをはじめ人間の主観は数量化出来ないわけだ。それ故に、科学はそれ自身方法論的な限界を内包しているというのが小林秀雄の主張である。そして、その数量化出来ないものをいかに論理的に分析していくか、それこそが現代科学の課題であると示唆して講演は終わる。この延長線上に茂木健一郎が提唱する「クオリア」があると思えば科学の発展の系譜が漠然とわかるように思う。
さて、僕は経済学部の学生だ。だから経済学についても考えよう。
経済学では「効用(Utility)」という概念がある。これは平たく言うと、「満足度」みたいなものだ。そしてその効用は関数で表される。一般的に効用は消費の関数で表される。つまり、消費量によって人間の効用、つまり満足度が決まるでしょということだ。満足度は主観だから、厳密な意味では数量化出来ない。でも経済学はモデル分析だから現実を単純化して分析する。だから効用は消費の関数でいいのだ。
では厳密に考えるとどうだろう?僕達の効用はどのように決まるだろう?それはつまり、僕達にとっての幸せってなんだろうってことと同じ問いになる。
じゃあ僕達の幸せって?
僕は神様じゃないから一般に通用しうる幸せではなく自分の幸せについて考えたいと思う。
もちろん「消費」は大きく僕の幸せに影響を及ぼすだろう。うまい飯は食いたいし、好きな服も買いたい、住みたい家にも住みたい。じゃあそれが最も大事なことか?
「友人」「女」「家族」どれも自分にとってはすごく大事で自分の効用に影響を及ぼすだろう。
でも、もう一つ自分にとって大切だと思うことがある。これ結構クサイですよ。
「何か少し大きめの目標を掲げ、その目標に向かってガムシャラに努力し、その目標を達成すること。(そして、その目標はある程度の期間を経ないと達成できないことであること。)」です。
何を幸せとするかによって生き方はだいぶ変わってくると思う。各項目にウエイトを与え加重平均することによって自分の幸せが決まるとすれば、僕は効用最大化するように生きていくだろう。
だから自分の幸せについてじっくり考えたりするのも大切だよなぁと徒然なるままに考えていたのでした。そしてそれに答えなんてないのだ。
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