目の前に、こんもり盛られた炒飯。
ほどよく油で一粒一粒コーティングされ
その間から、所狭しとチャーシュー、玉ねぎ
ピーマンが顔を覗かせている。
一口、口に運んだ瞬間
旨みが口の中に溢れだす。
鍋を熱し少々の油を転がして、具材をザッと炒めること1分程度だろうか。
卵、ご飯を手早く加え2~3回天を仰がせ塩、胡椒、旨味調味料。仕上げに少量の胡麻油で香り付け。
ただ、それだけ。
ただ、それだけの簡単ではない技術。
頬張るたびに口のなかで暴れだすこの者達に
負けないように、流し込む。
口から漏れる熱さ、鼻から抜ける胡麻油の香り
がたまらない。
炒めすぎても、ダメ
火力が弱ければ、口のなかでベタつく。
丁度よいタイミングなくして、この者達は
存在しない。
頭の中で出来上がる過程を思いながら、この強者と真正面からぶつかり会う。
至高の炒飯。
また、黄金に輝く姿を見せてくれ。