朝とも夜とも分からない世界。
周りの雑めきも感じない音のない世界。
自分を表現する術を失った不運な女性。
当たり前すぎて、意識すらしない
私達には、到底理解できない世界を生きぬいた
偉大な女性がいる。
想像する事も出来ない闇の中で、怒りともいえようか
悲しさとも、いえようか。
発狂する事が、彼女の表現方法だったのだろう。
しかし、彼女には生まれ変わる神の手助けが
あった。
神の手助けによって、触れる喜びを感じ
誰よりも素直に、たおやかに心の中で育て上げる
資質があった。
世の中の不満。
仕事での不満。
家族への不満。
そんなものは、彼女にとって自分勝手な、
ワガママな自分のエゴのようなもの。
彼女は普通の人以上に人間らしく、純真な目を
心の中にもっていました。
それと、誰にもマネのできない強い意思に火を
灯し、その火が消える事はなかったのでしょう。
自分の終わりを誰も、教えはくれません。
時間を戻す事も、できません。
彼女が、唯一願った事。
それは、サリバン先生の顔が見たいと
いう事でした。