割合の計算 その37(ラ・サール中 2022) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

少し品変わりしていますが、まあ基本。

 

問題

2つの時計AとBがあります。Aを午前7時の時報に合わせたところ,その日の正午には午後0時6分を指していました。同じ日、午前7時の時報のとき、Bは午前7時7分を指していましたが、午後5時の時報のときには午後4時55分を指していました。次の問いに答えなさい。

 

⑴ このあと、Aがはじめて午前0時を指すとき、正しい時刻は午後何時何分ですか。

⑵ この日、Bが正しい時刻を指したのは午後何時何分ですか。

⑶ この日、AとBが同じ時刻を指したとき、正しい時刻は午前何時何分ですか。

 

 

解説

Aが午後0時6分-午前7時=5時間6分=306分経つ間に、正しい時間は正午―午前7時=5時間=300分経ちます。すなわち、進み方の比は306:300=51:50になります。

このとき、Aが午前0時-前日の午前7時=17時間=1020分経つと、正しい時間は1020×50/51=1000分=16時間40分経ちます。よって、求める答えは午前7時+16時間40分=午後11時40分と分かります。

⑴ 午後11時40分

Bが午後4時55分-午前7時7分=9時間48分=588分経つ間に、正しい時間は午後5時-午前7時=10時間=600分経ちます。すなわち、進み方の比は588:600=49:50とわかります。

そうすると、比の差1が7分にあたるだけの時間が経てば、Bが正しい時間を指すことが分かりますので、求める答えは午前7時+50×7分=午後0時50分と分かります。

⑵ 午後0時50分

時間の進み方の比をみると、A:B:正しい時間=51:49:50とわかります。

BがAと同じ時間を指すには、比の差2が7分であることが必要になりますので、このとき、正しい時間は午前7時+50×7/2=午前9時55分と分かります。

⑶ 午前9時55分