年令算 その6(高槻中 2022・A) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

年令算の練習にぜひ。

底まで厳しくはない問題です。

 

問題

父,母,長男,次男,三男の5人家族がいます。現在,この家族5人の年れいの和は127才ですが,10年前は三男がまだ産まれていなかったので,家族4人の年れいの和は79才でした。また5年後には長男が留学していっしょに住めなくなるので,そのとき同居している家族4人の年れいの和は132才になります。次の問いに答えなさい。ただし,子どもの年れいはすべて異なることとします。

 

⑴ 現在の三男の年れいを求めなさい。

 

⑵ 現在の長男の年れいを求めなさい。

 

⑶ 1年前,母と次男の年れいの比は4:1で,現在から2年後の父と次男の年れいの比が7:2となるとき,現在の母の年れいを求めなさい。

 

 

解説

現在の三男以外の年齢の和は79+10×4=119才となりますので、現在の三男の年齢は127-119=8才とわかります。

⑴ 8才

5年後の家族5人の年齢の和は127+5×5=152才となりますので、このときの長男の年齢は152-132=20才です。よって、現在の長男の年齢は20-5=15才です。

⑵ 15才

2年後の次男の年齢を②とすると、1年前の次男は②-3才で、母は⑧-12才とわかります。

このとき、現在は、父が⑦-2才、母が⑧-11才、長男が15才、次男が②-2才、三男が8才となり、⑦-2+⑧-11+②-2=127-15-8が成り立ちます。このとき、⑰-15=104才より、①=7才とわかります。

よって、現在の母は7×8-11=45才と求まります。

⑶ 45才