規則性 その24(灘中 2007・2日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

試してみれば救われる。

では、よいお年を。

 

問題

2以上の整数に次のような計算をする。

(ア) その数が3で割り切れるときは3で割る。

(イ) その数が3で割り切れないときは1を加える。

上の計算で得られた数が1になるまで,この計算をくり返す。

たとえば,もとの数が12のとき

12→4→5→6→2→3→1

のように,6回目の計算で1になる。

このような計算をするとき,次の各問いに答えよ。

⑴ もとの数が19のとき,何回目の計算で1になるか。

⑵ 3回目の計算で1になるようなもとの数をすべて求めよ。

⑶ 4回目の計算で1になるようなもとの数をすべて求めよ。

⑷ もとの数は99以下とする。1になるまでの計算の回数が最も多くなるようなもとの数は□で,その計算の回数は□回である。

 

 

解説

19→20→21→7→8→9→3→1

⑴ 7回目

1←3←9←27

1←3←9←8

1←3←2←6

⑵ 6 8 27

6←18

6←5

8←24

8←7

27←81

27←26

⑶ 5 7 18 24 26 81

99以下という制限があるので、1を多く加えることを考えます。

数はできるだけ小さくする必要があるので、4回目が5になるところから考えます。

5←4←12←11←10←30←29←28←84←83←82となり、これ以上は考えられません。

よって、14回と求まります。

⑷ 14回