速さの問題 その5(芝中 2014・②) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

比を使いますが、2者の関係を正しくとらえることが大切なので、速さの問題としました。

 

問題

兄は走って,弟は自転車でA町から6km離れたB町に向かって同時に出発しました。兄と弟の速さの比は2:3で,弟はB町で用事を5分で済ませ,来た道と同じ道を通ってA町に戻ったところ,3分後に兄とすれ違いました。

兄と弟は一定の速さで走っているものとすると,弟の速さは毎分□mです。

 

 

解説

兄の速さを2、弟の分速を3とすると、弟がB町に着いたとき、兄はB町より5×2+3×(3+2)=25だけ手前にいることがわかります。ふたりの速さの比は2:3で、道のりの比も同様ですので、比の1が25にあたることがわかります。

そうすると、AB間の道のりは25×3=75とおけ、これが6kmにあたりますので、弟の分速は6km×3/75=毎分240mと求まります。

毎分240m