規則性 その21(駒場東邦中 2011) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

手数はかかりますが、確実にとりたい規則性の問題です。

 

問題

1番目の数を1,2番目の数も1とし,3番目の数は1番目の数と2番目の数をたした数を3で割った余り2とします。4番目以降も,3番目の数のつくり方と同様にして,直前の2つをたした数を3で割った余りとします。3で割り切れたときの余りを0として,次の問いに答えなさい。

 

⑴ 4番目から16番目の数をかきなさい。

⑵ 2011番目の数を答えなさい。

⑶ 1番目からn番目の数を順にすべてたします。その和が初めて111105以上となるのはnがいくつのときか答えなさい。

 

 

解説

実際に計算し1番目から見てみます。そうすると以下の通りです。

 

1,1,2,0,2,2,1,0,1,1,2,0,2,2,1,0,…

そうすると、1,1,2,0,2,2,1,0の周期をくり返すことがわかります。

 

⑴ 0,2,2,1,0,1,1,2,0,2,2,1,0

2011÷8=251…3より、2011番目は2とわかります。

⑵ 2

周期1つにつき、和が1+1+2+0+2+2+1+0=9となります。

111105÷9=12345より、12345周期目まで加えると和が111105となります。

このとき、最後は0なので求める値は12345×8-1=98759です。

⑶ 98759