食塩水は消去算でこなせるものもあります。
問題
濃度6%の食塩水A300gを適当に2つに分けて,濃度15%の食塩水Bと濃度35%の食塩水Cに混ぜたところ,食塩水Bは11%に,食塩水Cは濃度28%になりました。食塩水Aを混ぜた後の食塩水B,Cの量の和が887gのとき,次の問いに答えなさい。
⑴ 食塩水Bに混ぜた食塩水Aの量は何gですか。
⑵ 食塩水Aに混ぜる前の食塩水Bの量は何gですか。
解説
食塩水Aと食塩水Bは天秤法の原理より、15-11:11-6=4:5、同様に食塩水Aと食塩水Cは35-28:28-6=7:22の比で混ぜたことがわかります。
このとき、食塩水Bを⑤、食塩水Cを22×⓵とすると、以下の式が成り立ちます。
④+⓻=300
⑤+22×⓵=887-300=587
この両式をそろえると以下の通りです。
5×④+35×⓵=1500
4×⑤+88×⓵=2348
よって、88-35=53×⓵が2348-1500=848gとわかり、⓵=16g、①=(300-16×7)÷4=47gとわかります。
すなわち、④=188g、⑤=235gと求まります。
⑴ 188g
⑵ 235g