N進数 その3(海城中 2013・①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

N進数の問題は出されるときには大問で出ます。

しらない、はなくしたいところ。

 

問題

0,1,2の3つの数字のみ使って数をつくり,次のように小さいほうから順に並べます。

1,2,10,11,12,20,21,22,100,101,102, …

 

⑴ 122番目の数は何ですか。

⑵ 2222は初めから数えて何番目になりますか。

⑶ 記号⊕は(m番目の数)⊕(n番目の数)=(m+n番目の数)の計算を表すことにします。

  例えば,4番目の数は11,5番目の数は12,9番目の数は100ですから,11⊕12=100となります。このとき,次の計算をしなさい。

① 11⊕22

② (2012⊕2102)⊕2002

 

 

解説

122番目ということは10進数の122を3進数で表したものになります。

そうすると

万の位 122÷(3×3×3×3)=1…41より1

千の位 41÷(3×3×3)=1…14より1

百の位 14÷(3×3)=1…5より1

十の位 5÷3=1…2より1

一の位 2÷1=2より2

よって求める数は11112

⑴ 11112

3進数の2222は2×3×3×3+2×3×3+2×3+2=54+18+6+2=80なので、80番目とわかります。

⑵ 80番目

11は4番目の数、22は8番目の数なので、求めるのは12番目の数です。

これは12÷9=1…3、3÷3=1…0より110とわかります。

⑶① 110

3進数の2012は2×27+3×1+2=59番目、2102は2×27+1×9+4=65番目となりますので、2012⊕2102=59+65=124番目の数とわかります。

2002は27×2+2=56番目の数なので、求めるのは124+56=180番目の数とわかります。

10進数の180は3進数になおすと、180÷81(3を4回かけた数)=2…18、18÷9=2より20200となり、これが求める数となります。

⑶② 20200