流水算 その2(海城中 2013・①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

一見難しそうですが、じつは何でもない問題です。

本番ではこういう問題を確実にとりたい。

 

問題

一定の速さで流れている川のA地とC地の間を,静水時の速さが一定である船が,次のように往復します。

船はA地から川を上り1544m離れたB地まで行き,B地で10分間停泊したあと,再び川を上ってB地からC地まで行きます。C地で15分間停泊したあと,分速77.2mの速さで川を下ってA地まで戻ってきます。

いま,10時にA地を出た船は10時40分にB地に到着し,13時40分にA地に戻ってきました。

このとき,次の問いに答えなさい。

 

⑴ 船の上りの速さは毎分何mですか。

⑵ 川の流れの速さは毎分何mですか。

⑶ C地に到着したのは何時何分ですか。

 

 

解説

1544÷40=毎分38.6m

⑴ 毎分38.6m

(38.6+77.2)÷2-38.6=毎分19.3m

⑵ 毎分19.3m

船はA地とC地の間を13時40分-10時-10分-15分=3時間15分=195分で往復します。

上りと下りの速さの比は38.6:77.2=1:2より、時間の比は2:1となり、上りには195×2/(2+1)=130分かかったことがわかります。

そうすると、C地点に到着したのは10時+130分+10分=12時20分と分かります。

⑶ 12時20分