因数の問題 その26(早稲田中 2013・1回) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

数の仕組みへの理解の深さを問われる、恐ろしい一題です。知っていればあまり問題はありません。最近はやりのnで何回割れますかパターンの応用です。

 

問題

1から15までの15個の整数をすべてかけたとき,下4けたはいくつですか。

 

 

解説

まず、1×2×…×15を素因数分解することを考えます。

そうすると、15までに2の倍数は7個、4の倍数は3個、8の倍数は1個あることから、2を11回かけていることがわかります。また3の倍数は5個、9の倍数は1個より、3は6回かけられています。さらに5の倍数は3個、7の倍数は2個、2,3,5,7のいずれでも割り切れない数は11と13があることがわかり、1×2×…×15は以下のようにおけます。

(2を11回かける)×(3を6回かける)×(5を3回かける)×7×7×11×13

=(2を8回かける)×(3を6回かける)×7×7×11×13×10×10×10

=下1桁は6×下1桁は9×下1桁は9×11×13×1000

=下1桁は8×1000

となります。

よって、求める数は8000です。

8000