つるかめ算 その6(西大和学園中 2012・本校) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

3つのつるかめが使えることが、今後、中堅・上位校の小問突破のカギになるとにらんでいます。

 

問題

27枚の袋に,重さ238kgのお米を分けて入れました。1袋あたりに入れるお米の重さは,1kg,5kg,10kg,30kgのうちのどれかです。すると,10kgのお米が入った袋は,5kgのお米が入った袋の数の2倍でした。

このとき,1kgのお米が入った袋は( ① )袋,5kgのお米が入った袋は( ② )袋,30kgのお米が入った袋は( ③ )袋となります。

 

 

解説

5kgのお米1袋、10kgのお米2袋をセットで考えます。

そうすると、これは(5+10×2)÷3=25/3kgのお米が3袋と置き換えて考えられます。

このとき、25/3kgのお米は3の倍数だけあり、1kgのお米は3袋、8袋、13袋…と3袋から5袋刻みであることがわかります。

①1kgのお米が3袋のとき

{24×30-(238-1×3)}÷(30-25/3)は485が35の倍数にならず、不成立。

つまり、割られる数×3、つまり割られる数が65の倍数になることが成立のための条件とわかります。

②1kgのお米が8袋のとき

19×30-230=340…不適

③1kgのお米が13袋のとき

14×30-225=195…65の倍数

195÷(30-25/3)=9袋…25/3kgのお米の袋

以上より、1kgのお米は13袋、5kgのお米は3袋、10kgのお米は6袋、30kgのお米は5袋とわかります。

① 13 ② 3 ③ 5