場合の数 その18(開成中 2018) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

ある意味、数学殺しの一題で、余事象で考えるとドツボです。

技術的に書けませんでしたが、樹形図が一番の有効手です。樹形図を日本語で書くと以下の通り。

 

問題

赤球,青球,黄球が2個ずつ6個あります。同じ色の球がとなり合わないように6個すべてを左から右へ一列に並べます。このような並べ方は何通りあるか求めなさい。ただし,同じ色の球は区別しないことにします。

 

 

解説

赤を左端におきます。

そうすると、左から2番目は青か黄になります。

もし、2番目を青とすると、以下のように考えられます。

3番目が赤…4番目以降は青・黄・青の並びしかありません。

3番目が黄…赤・青・黄か赤・黄・青、青・赤・黄か青・黄・赤の4通り

赤・青で始まるものは全部で5通りあり、同様に、赤・黄で始まるものも5通りあります。以上より、一番左が赤で始まるものは5+5=10通りあり、左が青、黄でも同じなので、全部で10×3=30通りあることがわかります。

30通り