いもづる算 その7(桜蔭中 2004) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

式を簡略化できるかがカギです。

 

問題

あるお菓子屋さんでは1個120円のお菓子を売っています。6個入りは箱代が80円,9個入りは箱代が100円です。

このとき,次の問いに答えなさい。

 

⑴ 6個入りと9個入りの菓子箱はそれぞれ何円ですか。

⑵ 6個入りと9個入りの菓子箱とばら売りを何個かずつ買ったところ全部で8780円になりました。6個入り,9個入りの菓子箱とばら売りを,それぞれ何個ずつ買いましたか。ただしばら売りは20個以下とします。

 

 

解説

6個入りは120×6+80=800円、9個入りは120×9+100=1180円です。

⑴ 6個入り:800円 9個入り:1180円

6個入りをa箱、9個入りをb箱、ばら売りをc個買ったとします。

800×a+1180×b+120×c=8780

両辺を20で割ると

40×a+59×b+6×c=439

このとき、左辺が奇数であるためには、bが奇数であることが必要です。

そうすると、bの最大値は8780÷1180=7…520より、bは1、3、5、7のいずれかと分かります。

①b=1のとき

40×a+6×c=380

(a c)=(8 10)、(5 30)…

このとき、c≦20より、あてはまるのはa=8、c=10です。

②b=3のとき

40×a+6×c=262

(a c)=(4 17)、(1 37)

このとき、c≦20より、あてはまるのはa=4、c=17です。

③b=5のとき

40×a+6×c=144

(a c)=(3 4)、(0 24)

このとき、c≦20より、あてはまるのはa=3、c=4です。

④b=7のとき

40×a+6×c=26

あてはまるa、cの組み合わせがありません。

以上より、(6個入り 9個入り ばら売り)=(8箱 1箱 10個)、(4箱 3箱 17個)、(3箱 5箱 4個)です。

⑵ (6個入り 9個入り ばら売り)=(8箱 1箱 10個)、(4箱 3箱 17個)、(3箱 5箱 4個)