式を簡略化できるかがカギです。
問題
あるお菓子屋さんでは1個120円のお菓子を売っています。6個入りは箱代が80円,9個入りは箱代が100円です。
このとき,次の問いに答えなさい。
⑴ 6個入りと9個入りの菓子箱はそれぞれ何円ですか。
⑵ 6個入りと9個入りの菓子箱とばら売りを何個かずつ買ったところ全部で8780円になりました。6個入り,9個入りの菓子箱とばら売りを,それぞれ何個ずつ買いましたか。ただしばら売りは20個以下とします。
解説
6個入りは120×6+80=800円、9個入りは120×9+100=1180円です。
⑴ 6個入り:800円 9個入り:1180円
6個入りをa箱、9個入りをb箱、ばら売りをc個買ったとします。
800×a+1180×b+120×c=8780
両辺を20で割ると
40×a+59×b+6×c=439
このとき、左辺が奇数であるためには、bが奇数であることが必要です。
そうすると、bの最大値は8780÷1180=7…520より、bは1、3、5、7のいずれかと分かります。
①b=1のとき
40×a+6×c=380
(a c)=(8 10)、(5 30)…
このとき、c≦20より、あてはまるのはa=8、c=10です。
②b=3のとき
40×a+6×c=262
(a c)=(4 17)、(1 37)
このとき、c≦20より、あてはまるのはa=4、c=17です。
③b=5のとき
40×a+6×c=144
(a c)=(3 4)、(0 24)
このとき、c≦20より、あてはまるのはa=3、c=4です。
④b=7のとき
40×a+6×c=26
あてはまるa、cの組み合わせがありません。
以上より、(6個入り 9個入り ばら売り)=(8箱 1箱 10個)、(4箱 3箱 17個)、(3箱 5箱 4個)です。
⑵ (6個入り 9個入り ばら売り)=(8箱 1箱 10個)、(4箱 3箱 17個)、(3箱 5箱 4個)