差集め算 その4(灘中 2003・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

正確には差集め算ではありませんが、そう呼ぶしかなさそうな問題です。

 

問題

1円玉が□枚ある。これをできるだけ5円玉に両替すると硬貨の総数は60枚だけ減る。さらにできるだけ10円玉と両替すると硬貨の総数は10枚になる。

 

 

解説

1円玉を1枚、5円玉に両替すると、1円玉5枚が5円玉1枚になることから、4枚、硬貨が減ります。

そうすると、60÷4=15枚、5円玉に両替したことがわかります。また、残りの1円玉は4枚以下ですので、考えられる金額は15×5=75円から75+4=79円までです。

さらに、総数が10枚であることから、10円玉7枚と残り1枚の5円玉、2枚の1円玉ということがわかりますので、金額は7×10+5+1×2=77円とわかります。

つまり、求める1円玉の枚数は77枚となります。

77枚