場合の数 その9(芝中 2017・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

今日はオーソドックスな場合の数です。

これができれば一安心といったところ。

基本でありながら場合分けも余事象もある良問です。

 

問題

カズオ君は学園祭でアイスクリーム屋をやることになりました。味はチョコ,バニラ,イチゴの3種類です。スプーンですくって最大4つのアイスクリームを縦に重ね,“芝アイス”として売ることにしました。同じ味が複数あってもよいこととし,さらに重ねる順番をお客さんは選ぶことができます。また,重ねる順番が異なる場合は異なるものとして考えます。

 

⑴ 芝アイスは全部で□通りあります。

⑵ 味が3種類の芝アイスは全部で□通りあります。

⑶ 味が2種類の芝アイスは全部で□通りあります。

 

 

解説

アイスクリームが1つ…3通り

アイスクリームが2つ…3×3=9通り

アイスクリームが3つ…3×3×3=27通り

アイスクリームが4つ…3×3×3×3=81通り

よって3+9+27+81=120通り

⑴ 120通り

アイスクリームが3つの場合…3×2×1=6通り

アイスクリームが4つの場合、同じ味が2つあります。

そうすると、同じ味の2つの場所を決め、残り2つの味の場所を決めることになります。

同じ味の2つの場所…4×3÷2=6通り

残り2つの味の場所の決め方…2通り

同じ味のもの…3通り

アイスクリームが4つの場合…6×2×3=36通り

よって6+36=42通り

⑵ 42通り

味が2通りはもっと面倒なので、全体から味が1通り、3通りを引くことによって求めます。

味が1通りのもの

アイスクリームが1つ…3通り

アイスクリームが2つ…3通り

アイスクリームが3つ…3通り

アイスクリームが4つ…3通り

あわせて3+3+3+3=12通り

味が3通りのもの

⑵より、42通り

全体

⑴より120通り

よって、求める答えは120―(12+42)=66通り

⑶ 66通り